目次
- あなたは、まだ「ギブ&テイク」で人生を決めているのか
いま「与える人」こそ、幸せな成功者となる - 「名刺ファイル」と「フェイスブック」を見直せ
「与える人」の才能① 「ゆるいつながり」という人脈づくり - チームの総力を活かせる人
「与える人」の才能➁ 利益の「パイ」を大きく増やす働き方 - 荒野で ″ダイヤモンド″ を見つける法
「与える人」の才能③ 可能性を掘り出し、精鋭たちを育てる - 「パワーレス」の時代が始まった
「与える人」の才能④ 「強いリーダーシップ」より「影響力」 - 「与える人」が気を付けなければならないこと
「成功するギバー」の、したたかな行動戦略 - 気づかいが報われる人、人に利用されるだけの人
「いい人」だけでは絶対に成功できない - 人を動かし、夢をかなえる「ギブの輪」
未来を変える「因果応報」のルール - 「成功への道」を切り拓く人たち
後に続くのは誰だ
アダム・クラント プロフィール
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ペンシルベニア大学ウォートン校教授。組織心理学者。1981年生まれ。同大学史上最年少の終身教授。『フォーチュン』誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」、世界でもっとも重要なビジネス思想家50人(「THINKERS 50」)のうち一人に選ばれるなど、受賞歴多数。「グーグル」「ディズニー・ピクサー」「ゴールドマンサックス」「国際連合」などの一流企業や組織で、コンサルティングおよび講演活動も精力的に行なう。デビュー作『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』は31カ国語で翻訳され、全世界で大ベストセラー。続く『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』(以上、三笠書房)も『ニューヨーク・タイムズ』紙でビジネス書の売上第1位、アマゾンUSでも第1位(企業文化)を獲得している。引用元
PART1 あなたは、まだ「ギブ&テイク」で人生を決めているのか
いま「与える人」こそ、幸せな成功者となる
極めて重要であるにもかかわらず、なおざりにされがちなこと___そう、成功とは、人とどのように「ギブ&テイク」するかに大きく左右されるということだ。
「テイカー」は常に、与えるより多くを受け取ろうとする。ギブ&テイクの関係を自分の有利になるように持って行き、相手の必要性よりも自分の利益を優先する。
テイカーにとって、世の中は食うか食われるかの熾烈な競争社会だ。だから成功するには、人より上にいかなければならないと思っている。用心深く、自己防衛的なだけである。自分の身は自分で守らなければならないと考えているからだ。
ギバーはギブ&テイクの関係を相手の利益になるように持って行き、受け取る以上に与えようとする。
テイカーが自分を中心に考えるのに対し、ギバーは他人を中心に考え、相手が何を求めているかに注意を払う。
調査によれば、親密な人間関係ではたいていの人がギバーとして振舞うという。家族や友人に対しては、いつでも打算無しで相手の役に立とうとする。しかしいざ職場になると、ギブ&テイクはもっと複雑なものになる。
仕事においては、ギバーやテイカーにはっきりと分かれることはほとんどなく、たいていの人が第三のタイプになる。それが、与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする「マッチャー」だ。マッチャーは常に公平を言う観点に基づいて行動する。ギブとテイクを五分五分に保とうとする。
相互関係には、基本的にギバー、テイカー、マッチャーの三タイプがあるわけ
人は自分の役割や相手との関係によって、この三タイプを使い分ける。しかし仕事では、たいていの人が三タイプのうちどれか一つになって、人とかかわっている。それがどのタイプであるかが、勤勉さ、才能、幸運と同じくらい、成功できるかできないかを左右することになるのだ。
調査によれば、成功からほど遠い位置にいるのは、ほとんどがギバーだ。どの重要な職業を例にとっても、ギバーはいつも割を食っている。それは、自分の成功を犠牲にして、相手の利益を優先しているからなのだ。
ギバーは成功への階段の一番下だけではなく、一番上も占めているのだ。どの職場であれ、ギブアンドテイクのやり方と成功との関連を調べてみれば、ギバーがバカなお人よし。などだけではなく最高の勝利者にもなれることが分かるだろう。
ギバーは成功から価値を得るたけではなく、価値も生み出す。それがテイカーやマッチャーと違ってるのだ。

