第1章。質問とは何か
質問はあなた自身や周囲の人が変革していくために今必要な答えを引き出す力を持っています。
良い質問はシンプルで楽しい
売り上げが落ちた八百屋に質問をする。どうすればお客様にもっと喜んでもらえますか?この質問に真剣に向き合い何度も自分に問いかけ真剣に答え続ける。そして見つかったアイディアを確実に実行する必ず売上は上がります。
普段人とのコミュニケーションの中で走っている質問は大きく分けて6種類に分けることができます。
- しつもん
- 挨拶質問
- 疑問
- クイズ
- 命令質問
- 愚問、詰問
相手の気づきを引き出すことになるの最初の質問だけ。それ以外の質問は自分のため。質問する時に二つのことを考えればいい。6種類のうちどの質問になるのか。相手のためになっているのか。
質問をすることで見えてないものが見えていますべきことが見つかる。
質問をすることによって自分の力で変えられること変えられないことが明確になる。
物が売れない時代には何かを変えていく必要がありますどうすればもっとお客様を喜ばせることが出来るだろうと考え新しいものをクリエイトしていくことが今の時代には必須。
成長している企業は革新的です。良いところは残しつつゼロから独自の考え常識にとらわれない答えを導き出します。導き出すために三つの力が必要です。
- 疑う
- 感じる
- ひらめく
今まであったものを一度疑ってみる。小さな違和感を察知する。ひらめきを大事にする。
革新的なアイデアは馬鹿げた会議から生まれる。こんな質問から。こんな店は嫌だと思うのはどんな店。こんな店があったらいいなと思うのはどんな店。お客様にどんなことをしたら喜んでもらえる。くだらないアイディアから顧客サービスが見つかる。枠を外すという視点でアイデアを出すと革新的なものが見つかる。
第2章。必ず身につけたい7つの質問マインド
- 思い込みを捨てる
- 相手を信じる
- 愛の選択をする
- どんな答えも正解
- 100%自分の責任
- 自分を満たす
- 答えるより考えることが大切
質問マインドは質問の上達だけでなくこれから先何が起こるか予測できない時代を生き抜くためのビジネスセンスを鍛える上で欠かせないものです。
自分には甘いけれど他人には厳しいという人がどんなにいい質問をしても誰も真剣に答えてくれません。
思い込みを捨てる。
質問する側の心構えとして質問する相手や話題に対する事象に対して思い込みや先入観をできるだけ排除するように心がけてください。
そのトレーニングとしてあなたが今仕事に対して「べきだ」と思っているものを書き出してみましょう。そして「べきだ」としたことを本当にそうなのか?反対ではダメなのか?考えてみて下さい。この思考トレーニングでいくつかの「べきだ」が単なる思い込みだったことに気づくかもしれません。
- 大事な質問→ それは事実ですか?あなたの考えですか?
- 行動を起こす→ 「べきだ」と思っているものを書き出し反対ではダメなのか検証する
相手を信じる。
人の欠点は見えやすく誰でも指摘しやすい。欠点を指摘して指導した気になっているという方が残念ながら多いのですが、そこから生まれるのは反発や萎縮で相手の成長は全く見込めません。相手が咲くことを信じて環境を整えていくことです。どんな人にも未熟なところがありますが上司が信じてあげること。つまり愛によって成長できます。
人は苦しい時期にこそ成長します。だからもしあなたが手を焼いている部下がいたらその人はまさに成長期にあり、今伸びている最中なんだと思ってください。お前ならきっとうまくいくと信じて任せる。人に任せるのは勇気のいるところですが是非トライしてみてください。
- 大事な質問→ もし自分ならどんな関わり方をされたいですか
- 行動を起こす→ 自分の成長過程を年表にして振り返る
愛の選択をする。
私たちは1日に2万回ほどの質問をと決断を繰り返しているそうです。
決断する時に大切なのは何をもとに判断するのかという基準です。その基準には、恐れの選択と愛の選択の2種類があります。
恐れの選択の例。売上を伸ばさなければ。きちんとした格好をしなければ。頑張らなければ、
愛の選択の例。売り上げを伸ばしたい。きちんとした格好をしたい。頑張りたい。
嫌な時や楽しくない時の質問はどうすれば心から楽しめるかなと自分に質問します。
○○しなければ…他がやっているからうちもやる…という恐れの選択をやめて、スタッフの愛の選択を取り入れた結果利用客が増加し売り上げが伸びていきました。
- 大事な質問→ どうすれば心から楽しめますか
- 行動を起こす→ したいことを書き出してみる
どんな答えも正解。
相手がどんな答えを返してきても「いいね」と返すのが、質問の良い聞き手になるための必須条件です。
人は自分が正しいと強く思い込むあまりに自分が正解だと思わない答えは頭から否定してしまいがちです。しかしあなたが常に正しいとも限りません。
欠点を指摘するのは簡単です。しかし、小さな欠点にとらわれていると相手の答えの内側にあるかもしれない素晴らしい本質を見逃してしまいます。
答えを聞いてもつい欠点ばかり気になってしまうという人にオススメするのが、夜寝る前に「今日上手くいったことを三つ書く」という習慣。良いところを見つけるのが上手になると、自分とは異なる考え方を許せるようになります。
- 大事な質問→ うまくいっていることは何ですか
- 行動を起こす→ 夜寝る前その日にうまくいったことを三つメモする
100%自分の責任。
物事を発想するのに、こういうマインドでいる方がより良い発想ができる。
製品が売れない時それを他部署のせいにして批判を続けても何一つ解決しません。100%自分の責任というマインドがあれば相手を責めるのではなく、全体のために自分たちにできることは何だろうかと考え始めます。
いきなり100%自分の責任と発送するのは難しいと思う人も多いでしょう。そこで仕事の場面で普段から感じている不平不満を書き出してみることから始めてください。そこから今自分にできることはないかと発送してみるこれを繰り返していくうちに、100%自分の責任の感覚がわかるようになっていきます。
- 大事な質問→ あなたにできることは何ですか
- 行動を起こす→ 不平不満を書き出してみて自分にできることを考えてみる
自分を満たす。
1から5までのマインドを実践するには、この自分を満たすということがとても大切になってきます。なぜなら自分の心が満たされていないと、自分のための質問をしてしまうからです。まずは「与える」ということができるように常に自分を満たしておきましょう。
シャンパンタワーの一番上のグラスを自分だと思ってください。まず自分が満たされていないと他のグラス、つまり他人を満たすことはできません。人生の中で最も大事なのは自分を満たすことです。僕たちはこれをシャンパンタワーの法則と呼んでいます。そこがスタート地点だと思ってください。
自分のグラスを満たすというのは精神的な充足度のことで、単に欲望を満たすことではありません。心を整えるという意味に捉えてもらっても構いません。
最もベストな状態は、仕事をすること自体が自分を満たすことにつながる。そのために僕は常に愛の選択をすることをモットーにしてストレスをためないようにしています。ありがとうと感謝されることで僕自身も満たされる。
僕が仕事の依頼を受けるかどうかの判断する時には関わった全員が楽しくなれる選択を心がけている。僕のやり方や大切にしている考え方と違う価値観をお持ちの企業様は丁寧にお断りします。
- 大事な質問→ どうすれば満たされますか
- 行動を起こす→ 今あるものに感謝しよう
答えるより考えることが大切。
質問に素早く答えることが重要だと思っている人が割と多くいます。しかし、答えがすぐに見つかるということはその人の内側に変化が起きていない可能性があります。
質問への答えは今すぐに見つからなくてもいいのです。実は 脳というのは課題を与えておくと無意識のうちに答えを探し続けてくれます。この便利な機能を使わない手はありません。
思考のマンネリから抜け出すためにおすすめなのが、日常のいろいろなシーンで自分自身に「本当に」と問いかける習慣をつけることです。この習慣があると考えることの面白さに目覚めます。また別の人に同じ質問を投げかけて答えを聞くと、そんな考え方もあるのかと視野が広がります。自分の答えも正解だし別の人の答えも正解。正解は無限にあります。
- 大事な質問→ 本当に
- 行動を起こす→ 別の人の答えを聞いてみる
第3章。自分しつもん
質問上手になるためには普段から自然に自分へいい質問ができるように質問体質になっていくことが大切です。自分への質問が上手にできるようになると相手に対する質問も上達していきます。
自由に発想を広げるための五つのコツ。
- べき思考をしない
- できないを考えない
- 自分を否定しない
- 見えていないところにこそ意識を向ける
- 諦めないでもやり方は変える
「べき」思考をしない
自分への質問で課題の解決策を考える時に大きな障害となるのは○○すべきという先入観思い込みです。これらによって自由な発想を妨げられてしまうとせっかく始めた課題解決のための思考がストップしてしまいます。
思い込みや先入観をなくすためにはこうするべきこうしなくてはならないと思っていることを、本当にそうなのかその逆ではだめなのかと疑ってみることが重要です。
「できない」を考えない
問題解決の際最初のアイデア出しの段階ではできないと諦めて選択肢を減らすのではなく、何でもできるとしたら?という前提で自由に考える姿勢が欠かせません。できるかどうかは後で考えればいいことです。
自分を否定しない
私には無理自信がないと自分を過小評価することは自由な発想の大敵です。
自分の思考を振り返り自分を否定していることはないか点検してみてください。そしてわくわく楽しくできることはなんだろう、まずできる小さな一歩は何だろうと自分に問いかけてみてください。
本当に心からワクワクすることであれば自信があるかないかを考えることもなくやりたい気持ちになります。また大きな一歩を踏み出そうと思うと実行には勇気が必要ですが小さな一歩ならそれもいりません。
見えていないところにこそ意識を向ける
人というのは見たいものを見て聞きたいことを聞くようにできています。物事は見る人の意識によって全く異なって見えます。
問題解決の際には自分が今見ているもの知っているものが全てだと思わず、自分にまだ見えていないものがあるとしたら何だろうと思考してみることが大切です。
諦めない。でも、やり方は変える
うまく行く人、成長する人の共通点は諦めないこと。そして失敗したり壁にぶち当たったりした時にも必ず新しい方法を試す柔軟さを持ち合わせていることです。
多くの人があと一歩というところで頓挫しているように思います。そこを越えられるかどうかが成功の分かれ道かもしれません。
諦めなければいいと言っても間違ったやり方を繰り返していたのでは成果は見込めません。うまくいかないのであればやり方をどんどん変えていく必要があります。その際には自分の身近でうまくいってる人を思い浮かべ、あの人だったらどうするだろうと発想してみるのも効果的です。
習慣化したい7つの自分しつもん
- いいところはどこだろう?
- なぜ?×7
- じゃあ、どうする?
- どうなっていたら最高?
- 違いは何だろう?
- 本当に?
- 今できることは何?
あなた自身の思考のクセになるくらい意識的に繰り返し問い続けてください。発想がどんどん柔らかくなりこれまでは見えていなかった風景が見えてきます。発送の種が豊かになり新しい突破口や手掛かりが見えてくるはずです。
いいところはどこだろう
発想の制約から自由になるための第一歩が人や物事の良いところを見ることです。
物事や自分、相手のいいところを見つけようとすると視野が一気に広がり課題解決の方法が見えやすくなります。当然人間関係も良くなり組織の団結力も高まります。
なぜ?×7
なぜを7回繰り返すという意味です。人に対してなぜとしつこく聞くと嫌がられますが自分に対してならば気兼ねする必要もありません。なぜという問いは物事の原因を探りたい時非常に有効です。
なぜを繰り返し「原因を掘り下げていく」と今抱えてる問題の全体像や課題の本質が徐々に見えてきます。これを問題課題の見える化といいます。
大事なのは質問の後にあの人が悪いからという悪者探しの発想にならないように注意することです。どんな時でも自分がコントロールできるのは今ここ自分のたった三つだけ。それ以外はコントロールできない。あるいは変えようと思っても難しいものだらけです。
じゃあどうする
自分質問で自由な発想の妨げになるもう一つの大きな原因は言い訳です。
言い訳ばかりが浮かんでくる時は無理に抑え込む落とせずにとりあえず全てを言い尽くしてみてください。そしてまずは本当だ大変だねと自分を労ってあげましょう。その後に相手や環境ではなく自分ができることや変われることに関してじゃどうすると考えていきます。この問いによって自分はこんなに大変だという感情モードからどんな手があるかというアイディア発想モードに切り替わります。
どうなっていたら最高
1日が始まるとき人と会うときプロジェクトや会議が始まる時など何かに取り組む前に、終わった時どうなっていたら最高?と問いかけます。最高のゴールをイメージして物事に着手するわけです。人というのは不思議なものでゴールを設定すると無意識のうちにその方向に進んで行こうとします。
ゴールはほどほどのものではなく突き抜けたベストをイメージするのがコツです。最高のゴールを設定しどうすればそうなれるだろうと未来から逆算すると今やるべきことが具体的に見えてきます。
違いは何だろう
どうなっていたら最高?の自分質問でゴールが設定できたら次は今の状態とゴールとの違いは何だろうと差を見ていきます。ゴールに向けて一歩でも前進するための方法を考えやすくなります。
自分よりもうまくできている人がいるとします。その人みたいになりたい。そんな時にもその人との自分の違いは何だろうと自分に問いかけてみてください。表面的なものではなく本質的な違いに気づくことができます。
大事なのはゴールとの距離が自分のアクションによって少しでも短くなっていることを確認すること。もしゴールが近づいていないのなら自分質問コツ4に従ってできていないことは何だろうと質問してみましょう。
本当に?
何か物事を決める時、自分の意見を生み出すときなどに本当に?と自分質問をすると先入観や思い込みに気づきそれらを避けて思考できるようになります。
本当に?も考えを掘り下げるという意味ではとても重要な質問です。自分の答えを掘り下げていけば新たな気付きが生まれて行きます。
ルーチン化されていることなど、時には本当にと自分に問いかけてみましょう。
今できることは何
質問の最終目的は思考を行動に移すことです。課題の解決策を掘り下げて考えたあと今できることは何と考えてみましょう。
行動を選択する際にそれをやらざるを得ない恐れの選択ではなく、やりたくてたまらない愛の選択を心がけると行動に移しやすくなります。
ひとり会議をしよう
- 会議のテーマを決める
- 終わった時にどうなっていたら最高を明確にする
- A から H までの八つの質問に一つずつ答える紙に書く
- 答えてみて感じたこと気づいたことを書き出す
- いつまでに何をするかを決める
自分質問を使うと一人会議が出来るようになります。答えは頭で考えるだけでなく紙に書いてください。考えを文字にするだけで脳に刻み込まれる刺激が格段に高まります。
質問の正解は答えるあなた自身の中にあるということをどうぞお忘れなく。
自分の課題を見える化する
こんな時に開く。
- 毎日同じことを繰り返していると感じる
- 忙しくて自分の事をじっくり考えられなくなっている
やるべきことが見えない時というのは実は問題の捉え方がそもそも間違っている可能性があります。
やるべきことを見つけるためにはまず現状を正しく認識し自分たちが抱えている問題課題を正確に把握し見える化することが欠かせません。
自分の課題を見える化する質問。
- 今叶えたいことは何ですか
- かなっていない原因は何ですか
- その原因を生み出している問題は何ですか
- 今困っていることは何ですか
- なぜ問題なのですか
- その問題を生み出している本当の問題は何ですか
- 今あなたが取り組むべきことは何ですか
- 解決したらどんないいことがあると思いますか

